NISSIN Projectによる長寿関連血中マーカーの探索[NISSIN Project]
●NISSIN Projectに参加されている皆さまへ
1996~2005年(すこやか健診)、2002~2011年(ことぶき健診)に参加された皆さまにご協力いただいた情報や検体から、これまでに介護や死亡に関連する要因を検討してきました。長寿に関連する血液中のマーカーとして私どもが注目してきたAngptl2とα-Klothoについてはこれまで一部の方の検体を対象に測定してきました。ただ、対象者数が少ないために関連がはっきりわからなかったことから、今回、検体が保管されている方全員について測定しましたので、これまでに収集・分析している情報等との関連を検討させていただきます。
検討のために共有する情報は、
皆さまから健診時に提供いただいた調査票情報、当日の検査結果、提供いただいた検体をこれまでに測定した結果、死亡・要介護に関する追跡情報
となります。
なお、分析は共同研究機関である
名古屋大学大学院医学系研究科(代表:若井建志)
京都大学環境安全保健機構(代表:岡林里枝)
熊本大学生命科学研究部(代表:尾池雄一)
大阪公立大学大学院生活科学研究科(代表:鵜川重和)
京都大学医学研究科(代表:森永潤)
中国南方科技大学(代表:趙文静)
でも、パスワード付きデータファイルをCD等により配布して行われますが、個人を識別する番号や生年月日の日等を削除することにより、誰のデータを扱っているか、分析をする研究者にはわからない状況といたします。
詳細につきご質問がある場合は、以下までお知らせください。
お問い合わせ先
北海道大学大学院医学研究院 社会医学分野公衆衛生学教室
玉腰暁子
Tel: 011-706-5068
Mail: publichealth-office□med.hokudai.ac.jp
メール送信の際は□を@へとご変更ください。
●NISSIN Projectに参加されている皆さまへ(臨床研究に関する情報)
表題の研究計画につきまして取得した試料の外部共同研究機関である熊本大学への提供について周知させていただきます。以下のように研究の概要を記載いたしますので、ご質問・ご相談等がございます場合、下記のお問い合わせ先までお問い合わせください。ご自身が提供された試料を分析してほしくないと思われました場合にも、お問い合わせ先までお申し出ください。提供者ご本人あるいはその代理人からお申し出いただいた場合は、本研究の解析から削除するよう対応させて頂きますが、状況により御意向に沿えない場合がございます。なお、試料の分析を拒否された場合でも参加者の皆様には何の不利益もございません。
研究課題名
「NISSIN Projectによる長寿関連血中マーカーの探索」
研究期間
2022年06月01日 ~ 2026年03月31日
本研究課題の目的
NISSIN Projectは65歳住民を対象とする研究で、高齢者の健康増進/健康障害の予防などに役立てることを目的としています。
研究対象者および外部共同機関の目的と方法
1996~2005年(すこやか健診)、2002~2011年(ことぶき健診)に参加された皆さまにご協力いただいた情報や検体から、これまでに介護や死亡に関連する要因を検討してきました。長寿に関連する血液中のマーカーとして私どもが注目してきたAngptl2とα-Klothoについてはこれまで一部の方の検体を対象に測定してきました。ただ、対象者数が少ないために関連がはっきりわからなかったことから、今回、検体が保管されている方全員について測定させていただくことといたしました。
この研究は、一部共同研究機関である熊本大学の肥銀ギャップ資金制度の研究資金を用いて行われ、また一部は共同研究機関であるシスメックス株式会社および研究協力機関である株式会社免疫生物研究所より機材および試薬等提供の協力を得て行われる予定ですが、本研究は費用の出資者、機材等の提供者とは関係なく公正に行われます。
また、解析用のデータセットおよび解析経過は熊本大学分子遺伝学の鍵付きボックス内で厳重に管理された暗号化USB、あるいは、熊本大学病院職員用クラウド(PW つきoffice365)内に保存された状態で探索的に解析いたします。
また、血中ANGPTL2 測定結果、および性年齢等の解析結果についてシスメックス社および免疫生物研究所に共有されます。その際、個人を特定できる情報は外部共同研究機関に一切提供しません。
お問い合わせ先
北海道大学大学院医学研究院 社会医学分野公衆衛生学教室
玉腰暁子
〒060-8638 北海道札幌市北区北15条西7丁目
011-706-5068